概要 |
魚市場を一人歩く京子。
魚を仕入れるために、市場内を見て回っている様子である。
そんな京子の目に留まったのは
鮮やかな色合いで身も引き締まったサーモン。
「お姉さんみたいなピチピチのサーモンだよ、どお?」
と声をかけて来たのは卸売業者の拓。
「お前また若い女の子に声かけてるのか?」
と割り込んできたのは、拓の競合卸売業者である健太。
京子の目に留まったサーモンに気が付いた健太も
それがかなりの上物だと気付く。
「これはタサールというブランドのタスマニア・サーモンさ」
と説明する拓。
拓はこのサーモンの良さを、二人に語り始める。
このサーモンを販売している"タサール社"は
1986年から養殖を始め、今ではオーストラリア最大で
もっとも品質の高い極上サーモンを生産している会社である。
タサール社は、タスマニア島のきれいな自然環境で
高品質なサーモンを養殖し、鮮度の良さを保ったまま加工して出荷。
日本にも直送され、多くの日本の家庭でも
タスマニア・サーモンが美味しく食べられているという。
また、環境負荷を最小限にする配慮や餌にまでこだわった養殖で
サーモンにも環境にも良く、常に新鮮なサーモンを
安定供給できるように取り組んでいるという。
感心する京子と健太。
さらにタスマニア・サーモンは他のアトランティック・サーモンと比べ
タサール社の品種改良で、頭の大きさが3~5%小さく
その分、歩留まりがいいという。
その身もストレスのない環境で育っているから
良く引き締まって、味も食感も良いという拓。
「話を聞いていたら、すごく食べてみたくなっちゃった」
という京子を、拓と健太は近くの店へと誘う。
実際にタスマニア・サーモン食べて、その美味しさに感動する京子。
タスマニア・サーモンは高タンパク低脂肪で
体にいい不飽和脂肪酸も多く含まれている事を説明する拓と健太。
すっかりタスマニア・サーモンが気にいった京子は
「私が経営する100軒のお店で取り扱わせてください!」と二人に言う。
「その若さで社長だったの!?」
まさかの事に、驚く拓と健太だった。 |